小さな村レシニェナ(Leciñena)観光。

小さな村を観光した時の話。

村を観光しよう!!ということでワクワクの日曜日。遅い朝ご飯を食べていると次々にスペイン男さんの両親の兄弟達が家にやって来て、はじめましてのチュッチュパーティー。右!左!!とだんだんキスの挨拶にも慣れてくる。
そういえばスペイン男さんの友達がバールに遅れて来た友達に日本人は右、左、右!と3回キスの挨拶をするんだぞ!と冗談を言ったせいで遅れて来た友達は本気で驚いていた。
とにかく朝から大騒ぎの親戚一同。私がスペイン語話せなすぎてスペイン男さんは通訳で大変。この村の人達はほとんどの人がスペイン語オンリーだ。とにかくお喋りの好きなスペイン人。皆一斉に喋りまくる。
全てが落ち着いてスペイン男さんの両親と共にちょっと離れた小さな山のてっぺんにある教会へ。唯一の観光地的な場所らしい。
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ホステルもあって自転車なんかで違う町から来る人もいるらしい。地元の人達にとってとても大切な教会。今まで観光客が沢山来る教会にしか行ったことがなかったから、地元に本当に根付いている教会に来ることができてとても嬉しい。宗教の意識が私にはあまりないけれど、普通の生活の中に飛び込んでみると感じる事が出来てなかなか面白い。信じるということについて考えさせられる。教会ではお母さんがこの布にキスして、こうやって十字を切る、と色々教えてくれた。全部スペイン語だけれど、ふむふむと見よう見まねでやってみる。とても嬉しい。
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ステンドグラスがなかなか渋い。カラフルなのも綺麗だけれど、この砂漠の様な土地でこの色使いのステンドグラスはカッコ良い。
 
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教会のある場所から見ることが出来る風景。
 
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教会にひっついているバールでちょっとした軽食。スペインにはこんな風にちょっとした物が食べられる場所が多い。ちょっとした料理をTapas(タパス)という。日本の居酒屋でちょこちょこっとした物を食べる感じに似ている。居酒屋の様に夜は皆タパスを食べながらお酒を飲む。日本のスタイルに似ている。
午後は村を観光!!道には誰もいない。皆昼寝をしている時間らしい。歩いて15分くらいで村の中を歩き尽くしてしまった。小さっ!!嘘でしょ。と思うが観光終了。物足りないといけないと思ったのかスペイン男さんが農業をしている友達を呼び出し、農業用の機械を見せてもらう事に。とにかくめちゃくちゃでかいマシーンらしい。ワクワクしながら行ってみて呆気に取られた。見たこともない大きさ。迫力が普通じゃない。一軒家並の大きな車。車なのかな。。
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小麦粉用の畑で使うらしい。ものすごく広い畑だし、大きさが必要なのかな。乗っていいよと言われウキウキで運転席へ。もう嬉しくてたまらない。乗るのにはハシゴを使って乗らなきゃいけない大きさ。
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これを置いている倉庫がまためちゃくちゃデカイ。
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外から見るとこんな感じ。
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ビッグ!!と言っていると、ここはお父さん達と一緒に作ったんだよ。と簡単に言われる。自作の倉庫らしい。意味が分からない。倉庫を作ろう!!って思いついたとしても小さな小屋しか想像出来ない。専用の機械を使って作るらしいけど良く分からない。彼にとっては、こっちが驚きまくっている事が不思議そうだった。
村の観察を終えて、バールへ。友達達が続々と集まって来て大騒ぎ。日曜日の光景らしい。外の席で夕陽の中飲む。小さな子供もいて皆大声で子供に構いまくる。私が子供だと大泣きしてトラウマになると思うくらい、大きな声で激しく構う。イモムシって呼ばれているイモムシ形のスナック菓子を食べようとしている子供に向かって、サッカーの試合の応援の時くらいの激しさでイモムシ!イモムシ!!と大人達が叫ぶ。こうして育つからこういう風になったのね。と感心。こういう風にならなくても強い子にはなりそうだ。
 
小さな村での初めての週末が終わり美しい夕陽の中サラゴサの家に帰る事に。
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帰る途中、車の窓から見える風景。大きなビルもお店も何もないけれどこんなに綺麗な物がある。
 
そしてサラゴサへ。いきなり都市に帰って来て不思議な気分。面白い経験が沢山。
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スペインの小さな村。Leciñena(レシニェナ)。

スペインの小さな村に行った時の話。
スペイン男さんの住民票的な物はLeciñenaという所にある。カタカナにするとレシニェナになるみたい。Googleで検索しても日本語サイトはほぼ見つからず。すごく小さな村。人口1000人ちょっとらしい。スペイン男さんの家族のように近くの都市のサラゴサ(Zaragoza)に住んでいる人が多く、本当に住んでいる人達はかなり少ないらしい。ただほとんどの家族が週末はこの小さな村で過ごす。スペイン男さんの家族も週末はかならずレシニェナへ。私も一緒に小さな村へ。事前にスペイン男さんが教えてくれた事は、村人全員が知り合い。どんなに小さな事でも村の大ニュースになる。日本人のがこの村を訪れたことはない。道端で人に会うと必ず挨拶をする。挨拶をしないなんてありえない。ということ。なんだか緊張。。。
車で30分しないくらいで到着。途中の景色は街からだんだん黄土色系に変わっていく。何もない。農地と少しの山と砂漠の様な土地が広がっていて、その中を皆100キロ以上で飛ばして行く。サラゴサから続く道は一本で、その道が所々にポツポツと現れる小さな村を通っている。村に入ると飛ばしていた車はスピードをかなり落として村を通過するのがルールみたい。いくつか小さな村を通ってレシニェナへ。空から大地から色から何もかも乾燥している。
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濃い色の緑はどこにもない。
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道端でサボテン発見。普通に自生しているサボテンを見るのは初めて。砂漠。。。テンションが上がる。


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スペイン男さんのお父さんの畑には色々な野菜と果物。

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ワイン用のぶどう。毎年自分たちでワインを作っているらしく、今年の作り始めたばかりのワインも見せてもらった。一般家庭で作っているワインを見るのは初めてで嬉しくなる。ぶどうの色が綺麗で、よく外国人画家がぶどうの絵を描いているのに納得。

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クルミの木。クルミってこういう風に木になるのか!!と感激。

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とにかく野菜がめちゃくちゃでかくてワクワクする。そして美味しかった。野菜も果物も全部自分たちの為に作っているらしい。
その後、庭にいた猫と犬を観察。犬はお父さんが友達とうさぎ狩りに行くのに連れて行くらしい。とても役立って賢い。その時は犬用の小さな車に乗せてそれを普通の車で引っ張って行くらしい。なんだか可愛い光景。

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スペインらしく昼寝をして、夕方から村のバールへ。日本の居酒屋の様な所。道で会う人達と挨拶。スペイン男さんは久しぶりだから色々な人に話しかけられる。バールにはスペイン男さんの友達が続々と集まる。とにかく声がでかい。スペインの田舎のバールに来るのは初めてで映画を見ている気分。声のでかさと皆のはしゃぎっぷりがすごい。この村は一年に一度お祭りがあって皆それぞれのグループで出し物をする。よく分からないけど、毎年テーマを決めて長い時間をかけて皆で準備するらしい。戦車を作って兵隊の仮装をしたり、よく分からない民族になってみたり。学芸会の様な感じ。そのグループは幼い頃に年代別男女別に自然と出来上がっていく。ずっとその仲間達と一緒に過ごし成長していく。そしてそれぞれグループに自分たちで名前をつけている。今でもグループ名のついたTシャツを作ったりしてめちゃくちゃ仲が良い。グループで村に基地の様な場所を持っていて、そこで飲んだり騒いだり話し込んだりするらしい。
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これはある一つのグループの基地。

バールで大量のスペイン人達の大はしゃぎを観察。週末の当たり前の光景らしい。日本人がこんな所に来るなんて!!と驚かれた。ほとんどの人が農業をしていて村の中で結婚して生活していくらしく、日本人に会う機会なんてない。テーブルゲームのサッカーをしている人達がいてうるさい。遊んでいるというより壊しているのに近い。日本だと警察を呼ぶレベル。残念ながらこの村に警察はない。音だけ聞いていると人殺しが行われている感じがするヤバさだ。でも皆普通。楽しそうだ。こんな日本から遠く離れた土地でサングリアを飲みながら笑っているのは不思議で、そして嬉しい。

帰り道、高い建物が全くないから夜空が大きい。そして見たこともない数の星が浮かんでいた。数とか言ってられない大量の星。宇宙を見ている気分。こんなに綺麗な夜空は初めてで嬉しくてたまらない。夏の暑い時は暑すぎて眠られないから皆外に出て来て、家の前に椅子を出してそこに座り話しながら涼しくなるのを待つらしい。この星空の下。なんて素晴らしい。
小さな村から見える星空はめちゃくちゃ大きくて綺麗で、無事に村での初日を終えて一安心。


サラゴサで大ナマズ調査。

スペイン男さんの家はスペインのサラゴサ(Zaragoza)にある。私の中でサラゴサといえば巨大ナマズ。日本にいる時に、NHKの「ダーウィンが来た!」という番組のサラゴサの川にいる巨大ナマズ特集を見た。以前にも番組内でサラゴサの巨大ナマズを紹介して反響が大きくてもう一度調査した。というような感じだった。とにかく大きくて3メートルの大きさくらいまでのやつがいるらしい。餌がない時は川の近くまで来た鳩に襲いかかり丸呑みする。とにかくその姿がなかなかなモンスターで、鳩を食べる巨大ナマズ!!!って感じで紹介されていた。

これを見た時にすぐにスペイン男さんに報告。しかし、そんな事は知らない。確か前に日本のテレビ局が必死に川を調査していて、何をやっているんだと話題になった事はある気がする。。。という返事。そんなはずはない。番組の中では観光客達が注目して川を見ている姿もあったし、何と言っても鳩食い大ナマズだ。おおごとだ。友達達にも聞いてくれたけれど誰一人として川に鳩食い大ナマズがいることを知らない。。。でもとにかくサラゴサに行った時には川を見に行く!という約束をした。ちなみにナマズは英語でキャットフィッシュ。猫魚。
 
そしてやっとサラゴサに来ることが出来たので到着翌日に川へ。
お昼過ぎから出発。14時くらいで次々にお店が閉まっていく。ほとんどのお店が14時に閉まって17時に再開するらしい。スペイン人は昼寝をする人達だとは聞いていたけど実際にほとんどのお店が閉まるのを見るとびっくりする。昼寝はシエスタと言って、滞在中お昼過ぎに当たり前に何度もシエスタするかどうか聞かれた。実際に皆寝てたし。ゆるーい時間が流れている。
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街では不思議なお祭りを見かけた。
 
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美しい街。
 
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目的の川に到着。観光客がかなりいて橋の上で皆記念撮影。私達はそれどころじゃない。観察。
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しかし全く分からない。川の近くにまで行ったけれど魚の気配もない。鳩が一杯いる場所でかなり粘ったけれど見ることは出来なかった。スペイン男さん曰く、川の水がそこそこあって餌もあるだろうからわざわざ鳩を食べなくてもいいんじゃないかな。とのこと。悔しい。。見たかった。。。
 
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橋の上のライオン。立派だ。オスだということが分かる。記念撮影。スペイン男さんの妹はこの写真を後日見て、オスだと知らなかった!と言っていた。近くに住んでいると案外しっかり見ないものなのだ。
今回鳩食い大ナマズを見ることが出来なくて残念。
ちなみにこの滞在中4回ほど川へ行ったけれど見る事は出来なかった。
 
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これは夜行った時。とても美しい。キャットフィッシュ達はこの景色の中生きているのか。。うらやましい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

初スペイン

スペイン男さんの妹の結婚式と観光の為にスペインへ。金曜の朝に電車でハノーファー空港へ。航空会社のチェックインカウンターは様子がおかしくめちゃくちゃ遅い。チケットを手に入れたけれど単なる紙切れで名前は手書き。それでもなんとも思わず乗り場へ。ゲートに並んでいる時に、チケットに座席番号がない事に気付く。予約の時に座席を選んだのに!!航空会社のお姉さんに聞いたら、かなりイラついた感じで、空港のシステムトラブルで座席は選べない!と言われた。忙しいから聞いてくるな!っていう態度。急遽席は自分たちで選ぶシステム。席を確保して座っていると、どうして俺の席に座っているんだ?と男の人から聞かれ、スペイン男さんが、私達の席にも他の人が座っているしどうしようもない。と返事。周りの人達も皆頷く。後ろの座席からは怒鳴り声。お金を払って大きな座席を予約していた人の席に別のおじさんが座っていて、乗務員が席を代わってくれと言っているがおじさんが抵抗。絶対に席から立ち上がらないぞ!っという感じ。そのせいで通路がふさがり奥へ行きたい人たちの行列。その行列からもイラついた声が。。カオス。皆の注目を感じたのかようやくおじさんが別の席に移動。やっと皆席に着席。でも飛行機は全然動かない。システムトラブルで確認を取るのが遅れているらしい。一時間以上経ってようやく動き出した。イラついていた乗客だったけれどバルセロナに到着した時に見事な着陸だったため拍手が起こる。単純だな。。。

 
バルセロナの空港からはストライキ中で一時間に一本しか電車が走っていなかった。飛行機は遅れるし電車は来ないしバルセロナからサラゴサまで買っていたチケットは無効になるし最悪。一時間に一本の電車を待つスペイン人達は駅にある小さな軽食店に集結。ボトルワインを夫婦で飲んでいたり、とにかく酒を飲んで電車を待つ。バルセロナの駅に着いてサラゴサ行きの電車へ。乗り場の前で空港のような感じで荷物チェックを受けなければいけない。自分達でベルトコンベアーに荷物を乗せて機械に通すシステム。電車の駅で荷物チェックがあるのは初めて。大きなテロ以降スペインではこうなったらしい。皆急いでいる人ばかりでものすごいスピードで荷物を乗せていく。電光掲示板を確認し電車に乗ろうとしているとなんとプラットフォームの場所が変わっている。向かい側に私達の電車。何度も確認して乗り込む。プラットフォームの場所が突然変わったりするのはもう当たり前の世界だ。確認が大切な世界。
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電車から見えた景色。
 
 
サラゴサの駅にはスペイン男さんの家族が迎えに来ているらしくて緊張。吐きたくなる。両親、妹カップルが待ち構えていて恒例のチュッチュパーティー。初めに右、そして左の頬にキス。男同士は普段はしないけれど家族だとする事もあるらしい。女は女同士でもするしどこにでもチュッチュパーティーが待っている。なかなか慣れない挨拶。スペイン男さんと事前に練習していたおかげで無事に成功させ皆で家へ。両親はスペイン語でガンガン話しかけてくるけれど全く分からず。。。22:30過ぎからのディナー。後で知ったがスペイン時間では普通みたい。サラダとチョリソーやサラミ。サラダはオリーブオイルと塩、ビネガー、バルサミコ酢が置いてあって自分で好きにかけて食べる。ほとんどの家がこのスタイルらしい。この時は、遅い時間だから簡単な物だけなのかしらと思いバクバク食べる。すると次にメインの大きなミートボールが出てきた。。。しかも2種類のソース。お皿に沢山盛ってくれた。。。お腹がパンパンになる。スペインの家庭では最初にサラダやちょっとした物。そしてメイン。という感じの簡単なコース料理みたいなのが普通らしい。知らなかったせいでパンパン。。。そしてコーヒーにデザート。ノックアウト。
食事の時間はとにかく皆喋る。びっくりするくらい喋る。強めの口調だから怒ってんじゃないかと思う。私の気持ちを感じたのか、怒っているわけじゃなく普通の会話だと教えてくれた。
 
なんだかんだで無事に家族と会えてホッとする。スペイン語が全く分からず馬鹿みたいだけれど、何も分からずのこのことやって来て、普通に一緒のテーブルでスペイン一家とバクバクご飯を食べている自分の神経の図太さに驚いた一日だった。
 
 
 
 
 

ハンブルク、ジャパニーズパワー。

8月の14日から3日間ハンブルクへ行った時の話。

スペイン男さんのお友達がサッカーの試合を観たい!ということでスペインからドイツへ。ハンブルク駅で合流。金曜の夜遅くに到着。駅周辺は酔っ払いで溢れている。路上に転がっている人や座り込んでビールを飲んでいる若者が沢山。私が住んでいるBraunschweigは物凄く穏やかな場所だなと再確認。
久しぶりにホステル。4人部屋。イタリアおじさんが既にベッドでくつろいでいた。窓を全開にしていた。スペイン男さんとお友達は、一階なのに窓全開なのが凄く心配そう。そうかここは外国だ!と私も気を引き締める。寝込みを襲われたら終わりだ。ホステル近くにお酒を売っている場所がいくつかあり、道中に若者が溢れていて道の真ん中でも御構い無しに座り込んでいる。ほとんどの人がヨーロピアンな感じ。あり得ない位大量なビールのカップが道に散乱している。カオス。酔っ払いだらけ、大声で叫んでたり夜なのに街が凄くパワフルな印象。
 
 
2日目は朝から観光。
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街は美しい。教会へ行ったり展望台へ登ったり。ただなんだか体調が悪い。。。
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植物園なんかも行ったけれど、熱帯のコーナーなんか地獄にしか感じない。日本の夏を思い出す。吐きそう。
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お昼はハンブルクだからハンバーガーを食べよう!という事だったけれどハンバーガー見つからず。イタリアンに決定。めちゃくちゃ美味しい。吐きそうだけどほぼ全て食べる。イタリア行きたい。イタリア最高。
それから街歩き、しかし体調悪すぎてギブアップ。ホステルで一人眠る事に。心配そうな2人だけれど、せっかくの旅行だから楽しんでほしい。吐き気で眠れず。原因も分からないし、旅行を壊したくないし半泣き。不安が襲ってくる。見知らぬ土地で原因不明の体調悪さ。英語で喋る気力もない。日本語も通じない。友達がくれたお守りの存在をふと思い出してカバンから取り出して握りしめる。日本でお守りにすがりついたことなんてないけれど、弱った時には日本的な物が必要だ。3人がくれたから別々の神社の神々がミックスだ。一緒にしたら喧嘩するっていう話を聞いたような気がするけれどかまっていられない。鼻水と涙を流しながら手に怪しげな物を握ってベッドに横たわっている所を見られたら、完全に終わるんじゃないかと思ったけれど、これがジャパニーズだと言い張るしかない。終わりを感じながら少し眠るとなんとか大丈夫な感じに。。。この後、ドイツ最大級の歓楽街へ行くと何もかも吹っ飛び凄く楽しかった。。なんだったのかしら。
 
海外長期滞在で持って行く物って凄く悩むけれど、大概の物は買えるしどうにかなる。でも精神面を支えてくれる物って絶対必要だと思う。スーツケースを安心毛布でパンパンにして行ったって間違っていないと思う。。
 
 
 
 

ハイデルベルクで夏のドイツ。

スペイン男さんのお気に入りの街、ハイデルベルクへフランクフルトから直接行った。強い日差しで一瞬で真っ黒になったような気になりながら、石畳をスーツケース転がして歩く。日本の便利さに体が慣れていたからイライラ。でもホテルの敷地内でビールを作っていて、レストランで飲めることが分かって、ドイツに来て良かったー!と思う。

着いたその日は街を少しだけウロウロ。まずはケバブで腹を満たす。ドイツにはケバブの店が死ぬほどある。そして昔学生専用の牢屋だった場所に行った。チケットを買って入る。
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壁中絵だらけで面白い。昔、ハイデルベルク大学は独自の裁判権を持っていて学生をさばいていたらしい。24時間から最長で4週間まで学生はここに入れられた。外から食べ物を取り寄せることが可能でビールも飲めたらしい。ここに入れられる事は学生達の楽しみで、一度も入れられた事が無いのは恥だったらしい。入る為には喧嘩や、大声で深夜の街を歩いたり、警察官を挑発したり。一番人気は夜中に豚小屋をこっそり開けて、子豚ごと街中追い回すというものだったらしい。学生達は牢屋の中で暇を潰す為に壁中に絵を書いていたらしい。凄く面白い。
 
 
2日目は街を見下ろす事が出来る山へ。山へ行く前に橋を渡る。ここで沢山の人が猿の写真をとっていたので私も参加。
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立派なお尻もパシャリ。キンタマ!っていう言葉を学んだスペイン男さん。なぜか発音がめちゃくちゃ上手い。ドイツの街で大きな声でキンタマ!て言っても誰にも分からない。全く恥ずかしくない。
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街の景色はとても美しくて山登りのテンションも上がる。
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山を登って行くと突然ものすごくデカい円形の広場のような舞台のような物が現れる。これはナチスドイツが集会の為だけに作ったらしい。山奥に突然現れるものすごくデカい物に色々な恐怖を感じる。集会の時はすごい数の人達でここが一杯になっていたらしい。演説用の場所に立ってみた。なかなか迫力がある。多くの人が立っていた場所は今は使われていないから草花の階段になっていて美しい。
 
 
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それから山の頂上の教会跡地へ。迷路みたいで面白い。この山登りはなかなか面白くてお勧め。
 
この日の夜はドイツ料理のレストランへ。ビールが美味しい。
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スペイン男さんは1リットルのビールジョッキ。
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料理は骨付きの豚肉とジャガイモ。なんでナイフを突き刺して出てくるのか分からない。でもお肉は凄く柔らかくて美味しい!!
 
3日目はお城へ。
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お城は崩れかけていて、とても美しくてジブリ天空の城ラピュタの世界に来たみたい。日本人なら皆そう感じるはず!ということで、スペイン男さんにラピュタみたい!と言うと、スペイン語でラプタはとっても悪い言葉だよ!と言われびっくり。娼婦を表す言葉らしい。ジブリのアニメの外国版の予告編を見せたら題名にかなりびっくりしていた。。。。知らないって恐ろしい。。
 
初めての街ハイデルベルク。楽しかった。
 
 
 
 
 
 
 

ドイツ入国。

出発の直前までバタバタした。ギリギリで荷物がまとまった。4月にスペイン男さんが2週間日本に来て、8月には私がドイツへ行って一緒に住む約束をした。それから仕事を見つけて、仕事をしながら準備。大阪へワーキングホリデービザの取得にも行ったし、何もかもあっという間に過ぎて行った。荷物は、生活だけなら買えばいいしそんなに多くならないけれど画材を持って行きたいから悩ましい。スペイン男さんは、君さえ来たら僕は大丈夫だよ。他には何も必要ない。などと恐ろしい事を言う。ポジティブが行き過ぎてる。でも、ドイツへの郵送事情を調べれば調べるほど心配が膨らむ。関税がとにかく厳しいらしい。。結局スーツケース2つとリュックサック1つで全てをまとめた。直前にすき焼きを家族で食べて出発。福岡空港から羽田空港羽田空港の国際線からフランクフルトへ!
フランクフルトへ着いて入国審査。以前に入国した時、私の前の日本人女性がワーキングホリデーでの入国で質問責めにあって色々な資料を提示させられていたから私も準備して来た。ドイツイケメン!って感じの金髪のお兄さんの列に並ぶ。どうせ冷たくされるなら親父よりお兄さんのほうがいい。でもパスポートと飛行機のチケットを見ただけで何も言わずにハンコを押してくれた。多分取得したビザが貼ってあるパスポートのページも見ていない。ラッキーだ。それから緑と赤のゲートがあって、関税で申告する必要がある人が赤に行く。緑のゲートに行っても、自分の物でも新品と見なされたり、高額な物だと引っかかる時があるらしい。フランクフルトは厳しいと聞いたから緊張。何人か緑のゲートで呼び止められて荷物を開けていた。私は何も言われず通り抜けた。そしてスーツケースを取りに行く。これも直ぐに出てきた。そしてまた緑と赤のゲート。スーツケース2つも持ってるから緊張。でもゲートに誰もいなくてそのまま素通り。そしてスペイン男さんが待ち構えていたから合流。何もかもスムーズ!
しかし、入国審査で何も言われなかった!と伝えると、それはおかしい。君はワーキングホリデーで来たって伝えた?と聞かれ不安になる。ラッキーなだけじゃなかったのか。。。やばいのかなと思うけれど大丈夫でしょ!と開き直る。でもスペイン男さんが警察に行くべきだ!!と言うから不安になり一緒に警察へ。お姉さんが対応してくれた。スペイン男さんとお姉さんとでにこやかに話が進み終了。よく分からないけれどお姉さんに向かって笑顔で頷いておいた。スペイン男さんによると、日本人は悪い事をしないから特に色々質問しなくても大丈夫らしい。それに言葉が喋れない場合が多くて面倒だから質問しない事もあるらしい。金髪イケメンの判断は間違っていなかった。
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ドイツということでスペシャルな箱に入ったやつをスペイン男さんからもらった。グミ好きにはたまらん。
それからスペイン男さんがサプライズで旅行を企画してくれていたから一緒にその街へ。しかしサプライズで旅行に行くという事は事前に知らされていた。サプライズ。。。。
なんだかんだで半年ぶりくらいにドイツへ戻ってきた。何もなければ一年間滞在する。去年の今頃はこんな事になるなんて知らなかったけれど、どうにかなるはず。