よく分からないままに晩ご飯会に参加。

水曜日。同じ部屋に不思議な人がいる。いつも深夜12過ぎに帰って来て英語で、大変だこりゃ。みたいなことを呟きながら皆が寝ている中ドタバタして寝る。そしてかなり朝早くにドタバタ出て行く。そして部屋中に散らばっている荷物は彼の物であることが判明。コーラの1.5リットルの空のペットボトルが6本も転がっている。大丈夫か?地図やら切符やら転がりまくっている。分厚い本もいくつか転がっている。どうやって持って来たんだよ。

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今日はタッパーにチーズやハムそしてパンを持って街へ。お店でお昼を食べるとお金がかかる。でも外はかなり寒く霜が降りている。アルベルティーヌムという美術館へ。16世紀建造の兵器庫を前身とするネオ・ルネッサンス様式の建物らしい。彫刻作品がかなりある。絵画はゴッホ、モネ、マネ、ドガ、ゴーギャン。色々盛りだくさん。カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの山上の十字架が展示してあることで有名らしい。せっかくドイツまで来ているのだからとじっくりと作品を見る。日本でもこうでありたいと反省する。クリムトの木の絵が凄く優しくてびっくりした。画集を持っているゲルハルト・リヒターの作品も生で見ることができた。彼はドイツ人だし売れっ子の現代作家だから作品もかなり展示してあった。作品が沢山あって見るのに4時間以上かかった。外に出ると曇っていて寒い。それでも遅めの昼食をベンチに座って食べる。寒すぎて外で食べている人なんていない。ベンチに座っているのは熱々のカップルくらいだ。それでも食べ終える。寒いから歩く。
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寒くたって街は美しい。
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クリスマスの準備が進んでいる。
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16時ごろで暗くなってきたから帰る。水曜日は夕食を作るから無料で食べていいよ!!と掲示板に書いてあったから20時ごろにキッチンに行ってみると準備中。よく分からないし邪魔にならないよう共同スペースみたいな所から様子を伺う。宿の関係者というかお友達みたいなのが続々と集まりおしゃべり。荷車みたいなのを引いて、黒いダックスフンドを連れた大きな男の人が登場して、荷車から色々な食材を出して仕上げる。宿泊客はほとんど参加せず3人くらいしかいない。ここにいて大丈夫なのか不安に思いながら待っていると、できたぞ皆!!みたいなドイツ語が聞こえる。私にはそう伝わった。皆の輪の中に入り料理をお皿に盛って一緒に食べた。オリーブやトマト、ズッキーニやナス、野菜が沢山入ったニョッキの料理、凄く美味しかった。何も言わずただ飯だけ食べるのは感じが悪すぎると思い観察していると、ダックスフンドの男の人に皆お礼を言っている事に気がついてダンケ!とお礼を言った。
寝ていると深夜2時過ぎにドタバタ男が帰ってきた。門限は23時半で、鍵が閉まるよ。と言われたことを思い出す。ますます不思議だ。