水の都大冒険

Veneziaへ行くぞ。と気合満々で駅に行き切符を買いホームへ行こうと電光掲示板を見ると、Venezia S.Lucia駅行きの電車のところにcancellatoと表示してある。辞書で調べると「消えた」と書いてある。どうやらキャンセルという事らしい。電車が消えるはずはない。40分ほどしてやっと電車に乗れた。 

Veneziaと聞こえたから、ここだ！と思い降りると水もなければ都もない。歩けば見えてくるだろうと思ったけれど、5分くらい歩いて降りる駅を間違えた事に気がついた。どうせだからと思い少しぶらぶら歩いてみたけど、ほとんどなにもなかった。

彫刻の集団みたいなのを見つけた。

駅に戻るとVenezia Mestreという駅だった。全然違う。私が行きたいのはベネチア・サンタ・ルチアだ。そもそも海を渡ってもいない。

それから電車に乗ると、本当に海をずっと渡って行く。不思議な感覚。

Veneziaは本当に水の都だった。いままで写真や映像で綺麗だなと思っていたけれど、そんなものじゃない。こんなものを海の中に作ったんだから人間って恐ろしい。言葉で説明出来ない空気があった。

いくつかの教会や寺院に入って中を色々見た。Scuola Grande di San Roccoは16世紀の建物で天井や壁が巨大な絵で埋め尽くされていて大迫力だった。

 

 

Santa Maria della Salute教会。中の写真が撮れた。

 

 

後はもうとにかく景色が見たくてウロウロした。大きな道はほとんどないし橋だらけでまるで迷路のようだった。

 

 

海沿いの道を歩く時、凄く綺麗で見とれていたら、何度も波で濡れそうになった。時間や場所によっては水没する場所もあるらしく、長靴の人もいた。

 

生で見るゴンドラは本当にピカピカしていてかっこよかった。運転手さんたちがまたかっこいい。

 

暗くならない時間に帰る予定だったけど、迷いに迷って道は細いし暗くなるしで人に聞いてもそこはイタリア人、親切だけどテキトーって感じで皆言っていることが違うし、恐怖の中駅のところまで戻ってきたときの水と街の明かりの輝きは凄く綺麗だった。