突然モデルになるからびっくりする。

今日は2回目のvenezia。土曜日だったから一昨日とは比べものにならない人の多さ。最初にアカデミア美術館に行った。チケットを買ってリュックを背負ったまま入ろうとすると、受付のお兄さんが日本語でスミマセーンと私に叫んできた。何事かと思っていると、英語とジェスチャーでリュックをロッカーへ預けるように教えられた。ロッカーの仕組みが分からず隣にいた女の子に教えてもらう。扉の内側に1ユーロのコインを入れるらしい。財布の中を見ると1ユーロのコインがない！図々しく、さっきの女の子子に50セントのコインを2枚握らせて1ユーロのコインと交換してもらった。いざとなると簡単な英語すら出てこない。頷きとジェスチャーだけだ。美術館は14世紀から18世紀のヴェネツィア派やトスカーナ派の作品。

それからPunta della Doganaプンタ・デッラ・ドガーナという現代美術館へ行った。

15世紀に船荷の荷揚げ場だった所を建築家の安藤忠雄が建物の構造を生かして改装した美術館。安藤忠雄のピシッとした打ち放しコンクリートとイタリアの感じが融合していて面白かった。展示作品は今現在活躍中のアーティストの作品。Marlene Dumasの作品を生で見る事が出来て良かった。知らなかったけれど、Thomas Schütteというドイツ人の彫刻作品が面白かった。変な作品作ってるなと思うと意外と日本人の作品だったりした。

ピカソの作品とかがあるペギー・グッゲンハイム美術館に行こうとしたら長蛇の列だったのでやめた。

Piazza San Marcoサンマルコ広場に行くととにかく人と鳩で溢れていた。世界中の人達。色々な人種。色々な言葉。日本人もちらほらいたけれど中国人の多さは凄い。

後はやっぱり海沿いが綺麗だからずっと海沿いを歩きなが景色を眺めていた。

歩いていると皆同じオレンジのダウンジャケットを来た20人くらいの集団が、外にテーブルが出してあるレストランで陽気にビールを飲みながら騒いでいた。皆オレンジで体もでかいしオランダ人かなと思っていると、私の周りの人達が、オランダ人だよ。って感じで、Hollandって言っていた。オリンピックもサッカーもオレンジだったけど、本当にオレンジが好きなんだな。

私が歩いたりぼーっと景色を見ていたりすると、写真を撮ってくれとカメラを渡してくる人が結構いた。6回くらい頼まれた。はいチーズ！は違うだろうと思って、結局、OK?OK?と言いながら必死に撮った。イタリア人の一人の女の人はモデルのようにポーズ決め決めで何パターンも。変な風に撮ったら怒るんじゃないかと思ってこっちは一生懸命。何枚もモデルのためにパシャパシャ撮ってその後、撮れ具合を確認作業。。繰り返し。最後にその女の人があなたのカメラであなたの事も撮ってあげようか？と聞いてきたから断って別れた。きっといい人なのだろう。

今日は道に迷うことなく、夜のVeneziaも少しだけのんびりと見てきた。