ドイツ行き前夜。ポテトのピッツァを食べ、ビールを飲んで気合を入れる。

朝から知り合いの方と合流して、一年に一度、Padovaで行われるアートフェアのようなものを見に行く。イタリア中の大手ギャラリーが作品を持って来ていて、個人での持ち込みのブースもある。これに行くためにPadovaの滞在を延ばした。会場に行くために自転車で行くことにした。Padova市民なら年会費を払って街のあちこちにある自転車が借りられるらしい。知り合いの方のカードで借りた。イタリアの石畳は凄くデコボコしていてお尻が痛い。結構なスピードで爆走して行くのでついて行くので精一杯。車も自転車も我が道を行く。車を手で制しながら道を渡る。あまりにも道がデコボコだから自転車が壊れるのじゃないかと心配になる。イタリア製の自転車だ。フェラーリは運転していてハンドルが取れたと聞いたことがある。自転車のタイヤが飛んで行っても驚かない。

f:id:ihihiihihihi:20141118030023j:plain
 
入場する時に一人8ユーロと言われる。受付で8ユーロは高いといっていると、後ろに並んでいたお兄さんが半額になる割引券をくれた。それでもなお粘る日本人女。私は何も出来ないから心の中で応援。すると、受付のお姉さんが私を18歳以下にするということを提案。さすがに嘘はつけない日本人女。次に大学に行っているのか聞かれる。勉強のためイタリアに来ているから限りなく大学生に近いという事で話がつき、学生料金で入場。
飾るとおしゃれ!という感じの絵が多かった。知り合いの方によるとイタリアは不況だから、いかにもお店や家に飾る絵をギャラリーが求める事が多くなって来ているらしい。日本のアートフェアの方が混沌とした作品が多いなと感じた。ナポリのギャラリーのオーナーがアラン・ドロンにそっくりで興奮。おじさんだったけど、若い頃は絶対にアラン・ドロンだ。凄く優しくて、置いてある作品も私の好きな作品ばかりだった。写真をパシャパシャ撮っている女がいたから、撮って良いのか聞くと、本当はだめだけど自分で見るだけならok!と言ってくれた。
 
それから知り合いの方の友達がやっている作品の展示を、自転車で爆走して見に行った。お友達はイタリア人で英語と、日本語が少しだけ話せたので絵の話を英語、イタリア語、日本語の片言で話した。シャンパンとおつまみが置いてあったので、3杯ほどグビグビとシャンパンをただ飲みし、ポテトチップスを沢山食べた。
 
それから夜の街を自転車で爆走。ピッツァ屋さんで、ピッツァを買ってもらった。ポテトとお肉のやつを選んだ。知り合いの方の家に持って帰って、ビールと共に食べる。凄く美味しかった。ここで食べなくても、ドイツに行けばジャガイモとビールで溢れている。らしい。それでも気分はジャガイモだ。
f:id:ihihiihihihi:20141118030025j:plain
f:id:ihihiihihihi:20141118030027j:plain