ドイツじじいからキッスの嵐。

f:id:ihihiihihihi:20141120011948j:plain
ミュンヘンの街を朝からウロウロ。おじいちゃんが声をかけてきた。ヤーパン?と聞かれて、イエスと答えるとニコニコして「ニホン、カンサイ、大阪イヤ、神戸スキ。」「canonで働いて関西でも仕事をした。」と色々話してくる。日本語も少し話せてついつい気を許して話していると少しミュンヘンを案内してくれることに。凄くニコニコした可愛いおじいちゃんだったからついて行く。
f:id:ihihiihihihi:20141120005043j:plain
おじいちゃんの説明によると、ワインに酔っ払ってグダグダになっている像らしい。
 
クリスマスの時にいつも行く教会に連れて行ってくれて案内してくれた。マリア様を2人で見ながら、変なじじいだったらどうしようと思い、マリア様が見ているぞ!!と心の中で脅してみる。
 
おじいちゃんはシギーという名前らしい。ずっと私の名前を呼びながらキュウシュウ、ヤーパン、ワンダフル!と言っている。オテテサムイネ。といって手を繋いで嬉しそうに歩くじじい。まあいっか。と思ってしまった私はじじいの家にまでお邪魔した。人が沢山いる大きな道に面した家で鍵も閉めていないことを確認した。このまま監禁されたらどうしよう!と思ったけれど、監禁されたらずっとドイツにいることができるなあ。などと思う。どうやら一人暮らしのようで家は色々な、じじいが集めた物で溢れていた。一つ一つ見せて説明してくれる。日本の本とか京都に行ったときの写真。日本で仕事をしていたときの写真。昔の写真も見せてくれた。奥さんの写真はなく兄弟や、姪っ子の写真はある。どうやら結婚したことがなさそう。昔のシギーの写真はめちゃめちゃかっこ良くてびっくり。若い時に見たかったよ。。シャンパンを飲んで踊ろうと言う。朝から2人してシャンパンを飲み、ステップを教えてもらい踊る。踊った事なんてないけど、誘導されるままに回ってみたりする。シャンパンをどんどん勧めてくるからその作戦か!!と思い、でも美味しいからグビグビ飲む。写真を撮らせてくれとお願いされて撮った。急にじじいが、君に会えて僕は幸せだ!みたいなことをいってギュっと抱きしめてきたからギョッとする。耳元でキッスを連発。Noー!I go back.と言うと悲しそうな顔をして、もう少しだけ一緒にいたい。と言ってくる。部屋にまで入り込んでる私も私だ。そしてドイツのソーセージを一緒に食べようと提案され、ついついソーセージにつられて食べることに。美味しかった。そして帰ろうとすると、ラストメモリーだとかなんだとか言いながらまた抱きしめられる。ほっぺにキス。どうかしたら口を狙ってくるから交わしつつ離れようとすると耳元でI love you.連発。リアルI love you.だ!と思いながらもお腹を思いっきり押して離れた。それからI miss you.連発。最後に紙に一生懸命何かを書いて渡してきた。電話番号とハートの絵。そしてドイツ語版I love you.らしい。Many kiss for you.何てことも書いてやがる。そして何度もミュンヘンに来たら電話してくれ。と何度も言われる。どうしてももう一度会いたいと半泣きで。お願いされる。そして最後の最後に君が嫌がるからせめて髪の毛に、とキスしまくり。
 
f:id:ihihiihihihi:20141120014150j:plain
f:id:ihihiihihihi:20141120014204j:plain
それからさよならをして新市庁舎の前に行くとちょうど仕掛け時計の人形が動く時間でラッキー。時計を見ながら何をやっているのだ私は。と思う。じじいはじじいでもされどじじいだ。と気持ちを入れ直す。でも、シャンパンも飲めたし、本場ソーセージも食べたしなんだかんだで優しいドイツじじいだったし。
 
それから母の知り合いのお姉さんがやっているという日本料理のレストランに行った。TENNOという店。名前は凄いけど、落ち着いた感じでとってもいい感じ。私が行くことも連絡がいっていたみたいで、凄く優しく迎えてくれた。日本語で書いてあるドイツの情報誌を見せてもらい。クリスマスマーケットの情報誌は持って行っていいよと渡してくれた。店員さんも日本人がいて、凄く優しい。ほうじ茶と鳥肉が入ったメンチカツのランチ。味噌汁付き。
f:id:ihihiihihihi:20141120013512j:plain
とっても美味しかったけれど全部食べきれず。。最近安く済ませていたからしっかりした物を食べて胃が驚いたのかもしれない。ご飯は久しぶりだろうから多めに入れたけど、無理しないでと言われる。色々優しい。ドイツ人のお客さんも箸を使って食べていた。それからサービスでデザートまで出してもらった。凄く美味しいのにこれも食べきれず。。。申し訳ない。。。
f:id:ihihiihihihi:20141120014109j:plain
私と同じ中学校出身の男の人が厨房で働いていて、店を出る前に少しだけ話をした。母の知り合いのお姉さんが、日本よりは私の方がなんとかなるかもしれないから、もしもの時は連絡して。と店の電話番号と携帯の電話番号を教えてくれた。本当に本当に感謝。