ハンブルクがハンバーガーにしか聞こえない。

ミュンヘンの安宿をチェックアウト。ドイツ国内で電車に乗るのは始めて。機械で切符を買う方が安くなる時があると知って機械で買う。普通電車が午後しかなく特急電車みたいなやつしかない。2倍くらい値段が高いけれど早めに動いておかないと何があるか分からないからしょうがなく買った。切符が出てきたのはいいけどイタリアでの切符に比べるとしょぼい感じがする。聞こうにもIs this ticket?しか頭に思い浮かばない。切符を持って、これは切符ですか?って、日本からやって来たというよりは他の惑星からやって来たと思われそう。考えた結果、しょぼい切符を見せてどのホームか聞いた。普通に22番ホームと言われたから安心して電車に乗り込む。自由席に座る。ドイツの場合は予約してある席の上に予約の表示があって何も表示がないと自由に座っていいらしい。ずっと車内アナウンスでハンバーガーって言ってるからハンバーガーを車内販売しているのだろうと思っていた。隣の人も前の人もハンバーガー食べてたし。1時間ちょいしてニュルンベルクに着く時に、終着駅がハンブルクだからハンバーガーではなくハンブルクって言っている事に気がついた。ドイツ語って難しい。。
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駅のロッカーに荷物を預け、街をぶらぶら。ニュルンベルクはおもちゃの街と、画家のデューラーを生んだ街として有名らしい。第二次世界大戦後にナチ戦犯に対して行われたニュルンベルク裁判の場所。この街で第一回ナチ党大会が行われ、ナチの記念物が建てられた事が原因らしい。街の90%近くが第二次世界大戦によって破壊されたけど昔の姿に復興されたらしい。
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街はとにかくクリスマスマーケットの準備という感じで忙しそうだった。準備中の屋台のクリスマスの飾りがちょっと見えたけれど、本当にワクワクする綺麗さ。ここのクリスマスマーケットは今年は11月28日から。ドイツ最大の訪問者数を誇るらしい。

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おもちゃのお店が沢山ある。ショーウィンドウを見るだけでも楽しい。
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可愛いやつを見つけた。欲しい。。。でも大きすぎる。こんな物持って残りの日を過ごすと考えるとぞっとするのでやめた。

ホテルは中心地にあって凄く便利。ただ1階、2階はピンクピンクした靴屋さんが入っているから入るのに勇気がいる。ぱっと見本当に靴屋さんか?と思うほどピンクピンクしている。靴屋さんの中に入ってエレベーターを使って上に上がる。受付には小柄の、まさにドイツ人!って感じの凄まじくキビキビしたおばちゃん。鍵の説明をしてもらっている時にyes!ってちゃんと言っていたのに、こいつは怪しい!と見抜かれたのかついて来てと言い、一階までおりて靴屋さんに扉の鍵を占めてもらって、開け方を見せてくれた。そこまでしてくれる人は海外に来て始めて。部屋に行き、wi-fiの事を忘れていたからまた受付に行くと、ピシッピシッとした感じで説明。Do you understand?と強く何度も聞かれyesと言ったのに首を振りながらパソコンに向かう。画面を見ててと言って、右手と左手の人差し指一本ずつで凄い勢いでドイツ語を打ち込む。翻訳するらしい。wi-fiのパスワードの説明で「あなたはこれで打ち破る」とパソコンの画面に出たので、激しいなと思いながらもyesと答えた。それから部屋に戻ろうとするとドライヤーを貸してくれた。さらにこっちに来てと言われて朝食の時のコーヒーを入れる機械の説明をキビキビと詳しくしてくれた。さらにお湯を今欲しいか聞かれ断ったのに、また翻訳。「スープを持っていますか」「カップとスプーンはお持ちですか」と出たからyesと言うとポットにお湯を用意してくれた。ポットとドライヤーで両手が塞がっているとhelp youといいながドアを開けてエレベーターのボタンを押してくれた。なんだか素敵な人に出逢えたような気がする。言葉があまり出来ないことが分かると本当に必要最低限の事しか言わない人が多くて、それは私にもよく分かるけれど、今日みたいな人もいるのだなと嬉しくなった。