ドイツの恐ろしさをおもちゃに教えられる。


きょうの最大の目的はドイツの画家アルブレヒト・デューラーの家を見に行くことだった。1420年に建てられ、デューラーが1509年から亡くなる1528年まで過ごした家。
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外から見ると結構可愛い家。5ユーロで中を見ることが出来る。デューラーの絵の複製画も置いてある。複製画は、この前ミュンヘンの美術館で見た物の複製画がほとんどだった。1500年の自画像が絵として見てもデューラーを見てもかっこいいと思う。複製画よりは、やっぱりミュンヘンで見た本物がいい。デューラーの絵のかっこよさはやっぱり水彩画とデッサンだと思う。かっこよすぎて鼻血が出そう。
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デューラーがここにいたのかと思うだけで興奮する。かなり小さな扉だったり、天井が低い場所があり、デューラーがここで頭を打ったんじゃないかと妄想が膨らみ、その場所を触ってみたりしながらとても楽しく過ごした。台所も見ることが出来て満足。トイレもあったから、ぜひ見たい!!と扉を開けたら鍵で止めてあって4センチくらいしか開かないから、その隙間からなんとかして覗き見ることが出来た。。。


その後、12世紀に基礎が作られ、15から16世紀に今の形となった神聖ローマ皇帝のお城。カイザーブルクに向かった。城壁の形が面白い。
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少し高い場所だから街を見渡すことが出来て景色が最高なのに逆光で良い写真が撮れなかった。お城あたりをウロウロしていたら、私と同じくらいの年齢の韓国人の男の人に写真を頼まれ撮ってあげた。少し一緒に話をした。私が一人でウロウロしているから友達とはぐれたのかと心配してくれていたらしい。さらに私の英語力を知り日本語を少し入れながら話してくれた。ドイツ語も出来ない事を知って、何度もトラブルを抱えていないか、本当に大丈夫かなのか聞いてきた。凄く心配そうだったから申し訳ないなと思った。。最後はお互い日本語でありがとうございます。さようなら。と言い合って別れた。お辞儀までしてくれた。

それから世界でも指折りのおもちゃ博物館とやらに行った。物凄い数のおもちゃ。家から食器、何から何まで完璧に作られているおもちゃ。ブリキのおもちゃ。電車。車。完成度が高すぎて職人の魂を感じた。おもちゃを超えている。人形が沢山置いてある所は少し怖い。目が怖い。たまにとんでもない目をした人形がいる。電車の昔のおもちゃが沢山置いてある所は、一つ一つ見ても怖いくらいに作り込まれ完璧なのに、それが物凄く大量に完璧に整然と並べられていて何か恐怖を感じた。子供向けに展示しているなんてことはなく、徹底的に色々な物がきっちり置かれていて強さみたいなものを見た。

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帰りながら街をぶらぶら。晴れていて気持ちがいい。
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いくつかのおもちゃや置物の店に入って何か買おうかな、と思ったけど値段が高すぎてやめた。観光客向けの値段なのか、手作りだから高いのか。。