ハイデルベルクで夏のドイツ。
スペイン男さんのお気に入りの街、ハイデルベルクへフランクフルトから直接行った。強い日差しで一瞬で真っ黒になったような気になりながら、石畳をスーツケース転がして歩く。日本の便利さに体が慣れていたからイライラ。でもホテルの敷地内でビールを作っていて、レストランで飲めることが分かって、ドイツに来て良かったー!と思う。
着いたその日は街を少しだけウロウロ。まずはケバブで腹を満たす。ドイツにはケバブの店が死ぬほどある。そして昔学生専用の牢屋だった場所に行った。チケットを買って入る。
壁中絵だらけで面白い。昔、ハイデルベルク大学は独自の裁判権を持っていて学生をさばいていたらしい。24時間から最長で4週間まで学生はここに入れられた。外から食べ物を取り寄せることが可能でビールも飲めたらしい。ここに入れられる事は学生達の楽しみで、一度も入れられた事が無いのは恥だったらしい。入る為には喧嘩や、大声で深夜の街を歩いたり、警察官を挑発したり。一番人気は夜中に豚小屋をこっそり開けて、子豚ごと街中追い回すというものだったらしい。学生達は牢屋の中で暇を潰す為に壁中に絵を書いていたらしい。凄く面白い。
2日目は街を見下ろす事が出来る山へ。山へ行く前に橋を渡る。ここで沢山の人が猿の写真をとっていたので私も参加。
街の景色はとても美しくて山登りのテンションも上がる。
山を登って行くと突然ものすごくデカい円形の広場のような舞台のような物が現れる。これはナチスドイツが集会の為だけに作ったらしい。山奥に突然現れるものすごくデカい物に色々な恐怖を感じる。集会の時はすごい数の人達でここが一杯になっていたらしい。演説用の場所に立ってみた。なかなか迫力がある。多くの人が立っていた場所は今は使われていないから草花の階段になっていて美しい。
それから山の頂上の教会跡地へ。迷路みたいで面白い。この山登りはなかなか面白くてお勧め。
この日の夜はドイツ料理のレストランへ。ビールが美味しい。
スペイン男さんは1リットルのビールジョッキ。
料理は骨付きの豚肉とジャガイモ。なんでナイフを突き刺して出てくるのか分からない。でもお肉は凄く柔らかくて美味しい!!
3日目はお城へ。
お城は崩れかけていて、とても美しくてジブリの天空の城ラピュタの世界に来たみたい。日本人なら皆そう感じるはず!ということで、スペイン男さんにラピュタみたい!と言うと、スペイン語でラプタはとっても悪い言葉だよ!と言われびっくり。娼婦を表す言葉らしい。ジブリのアニメの外国版の予告編を見せたら題名にかなりびっくりしていた。。。。知らないって恐ろしい。。
初めての街ハイデルベルク。楽しかった。